マスタリング。
音楽に携わる人ならもちろん知ってると思います。

この記事ではわかりやすくするため、簡単に説明しようと思います。

皆さんが聞いてる音楽は、例えばAppleMusicやSpotifyで聴いてる方もいればCDなどで聴く人もいるかと思います。
その曲が皆さんの耳に届く1歩手前、つまり曲が完成する最終行程になります。

じゃあ、その最後にすることって何?ということですが。
これが結構あるんです。
細かい事を全て書くと専門的な話になってしまうので、簡略化すると

  1. 音質調整
  2. 音量調整
  3. 曲間調整
  4. マスターデータの作成

こんな感じになります。

マスタリングは「必ずやらなければならない」という訳ではありませんが、やるとかなり変わります。

アルバム制作などでは例えば1曲目はAスタジオで録音・MIX、2曲目はBスタジオで録音・MIXなど曲によって制作環境が違うことがあります。
その場合、Aスタジオで創ったものとBスタジオで創ったものでは質感や音量などに違いが出てきます。
それをそのままアルバムにしてしまうと曲によって聴感上の違いが生まれます。

それをマスタリングで調整することによって統一感のある1枚のアルバムにすることができるのです。

また曲間の繋がりなども調整をし、ユーザーが「聴きやすい」状態にしていきます。

そして最後にマスターデータの作成
最終的に「どんな形で納品するのか?」でデータの作成は変わります。
具体的にいえば「CD」なのか「配信用」なのかなど、どのような形でユーザーに聴かせるかでデータの作成方法が変わります。

やることは
「True Peak」の管理
「サンプリングレート&ビットレート」の形式選択
などが代表的な部分でしょうか。

この辺りの詳しい説明はややこしくなるので省きますが、つまりは最終的に造られるもののフォーマットに合わせる作業ということになります。

これを全て行うことで、皆さんの耳にようやく届けられる音楽が完成します。
結構たくさんやることがあるんですね。

最近ではマスタリングを専門で行うスタジオは少なくなってきました。
ほとんどがレコーディングスタジオでマスタリングも兼用します。
また、個人でやる方も増えてきましたね。

さて、マスタリングについてざっくりと説明しましたが、理解できたでしょうか?

専門学校ミューズ音楽院でもマスタリングは学べます。
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