良い映画には必ず名曲あり!
今回は、モチーフが音楽である映画のご紹介。

通常、脚本が先に出来て、それが映画化させる。これが一般的です。
今日ご紹介するのは楽曲からインスピレーションを受けたり、歌詞の内容をモチーフにしたり、はたまたバンドそのものを実録したりと音楽が先に出来てから脚本→映像化されたものです。

これ以外にも実はたくさんあるんですね。

映画と音楽は密接な関係にあるので、挿入歌なども含めて楽しんでください!

映画「366日」 楽曲「366日」 HY

沖縄出⾝のバンド、HYの名曲「366⽇」からインスパイアされた映画『366⽇』。
楽曲「366⽇」は、叶わぬ恋を歌った失恋ソングとして2008年に発表され、世代を超えて愛され続けている名曲。

映画『366⽇』では、その楽曲をモチーフに、映画オリジナルのストーリーが紡がれました。

映画「大きな玉ねぎの下で」 楽曲「大きな玉ねぎの下で」 爆風スランプ

2024年40周年を迎えた爆風スランプの名曲「大きな玉ねぎの下で」。
この曲は文通相手と初めて武道館で待ち合わせることを描いた淡く切ないバラード・ソング。
そんな楽曲をもとに作られた映画で描かれているのは、手紙やノートでのやり取りを通して、顔も知らない相手に恋するラヴ・ストーリー。

映画「系」 楽曲「系」 中島みゆき

楽曲「糸」は、中島みゆきが知人の結婚式を祝して作り1998年2月に「命の別名」と「糸」の両A面でリリースされました。
糸を人に見立て、男女の出逢いの奇跡と絆の大切さを歌ったこの曲は、ドラマや数多くのCMに起用、そしてたくさんのアーティストにカヴァーされています。

映画『糸』はこの楽曲をモチーフに、平成元年生まれの男女が出逢い、別れ、そして平成の終わりに再びめぐり逢うまでの18年間を描く壮大な愛の物語。

映画「ハナミズキ」 楽曲「ハナミズキ」 一青窈

一青窈の名曲「ハナミズキ」をモチーフに10年をかけた本気の愛を描く切なくも愛おしい純愛映画。
時の流れの中で北海道、東京、ニューヨーク、カナダを舞台に、それぞれのすれ違いから別れを選ぶことになってしまう。
そして、それぞれの道を進む2人は再び出会うこととなるという壮大なストーリー。

映画「小さな恋のうた」 楽曲「小さな恋のうた」他 MONGOL800

伝説のロックバンド「MONGOL800」こと通称“モンパチ”。彼らをモデルにした映画『小さな恋のうた』。
この映画はモンパチの名曲の数々をモチーフに、バンドにかける高校生たちの熱い青春をフレッシュな若手俳優の共演で描いた青春映画の快作。

映画『雪の華』 楽曲「雪の華」 中島美嘉

中島美嘉の名曲「雪の華」を大人のラブストーリーとして映画化。
余命1年を宣告された女性と、100万円を受け取る代わりに1か月だけ恋人になることになった青年の期間限定の恋の行方が描かれています。
フィンランドの美しい街並みや雄大な大自然といった光景がせつない物語を彩ります。

映画「涙そうそう」 楽曲「涙そうそう」 森山良子、BEGIN、夏川りみ 他

作詞森山良子、作曲BEGINによる名曲「涙そうそう」をモチーフに、試練を乗り越え懸命に生きていく兄妹を切なく感動的に描いたこの作品。
沖縄で開催されたライブで森山良子が共演したBEGINと意気投合して楽曲を依頼。
送られてきたデモテープのタイトルに書いてあった「涙そうそう」が沖縄の言葉で「涙がぽろぽろこぼれ落ちる」を意味すると聞いた森山は、若くしてこの世を去った兄を想う歌詞をつけました。

森山・BEGINによるバージョンのほか、2001年に夏川りみによるバージョンがヒットし、その後多くのアーティストにカバーされています。

映画「キセキ ーあの日のソビトー」 楽曲「キセキ」 GReeeeN

2008年に発売されたGReeeeNの名曲『キセキ』の誕生秘話を映画化。
GReeeeNの楽曲すべてのプロデュースを手掛けるJINと、実の弟でリーダー・HIDEの青春を実話を基に歯医者と歌手というふたつの夢を追いかけた若者たちの青春ドラマ。

この映画に出演した菅田将暉、横浜流星、成田凌、杉野遥亮の4人は映画の公開とともに、劇中で演じたグループ“グリーンボーイズ”としてCDデビューも果たしました。

映画「くちびるに歌を」 楽曲「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」 アンジェラ・アキ

NHK全国学校音楽コンクールの課題曲となった「手紙 ~拝啓 十五の君へ~」の作者であるアンジェラ・アキと長崎県五島列島若松島の中学生との交流を描いたTVドキュメンタリー「拝啓 十五の君へ 若松島編~歌と歩んだ島の子どもたち」をもとに中田永一が小説化。

その小説を元に映画化されました。

映画「リンダリンダリンダ」 楽曲「リンダリンダ」 THE BLUE HAERTS

高校生活最後の文化祭で「ザ・ブルーハーツ」のコピーバンドをすることになった少女たちの奮闘を描いた青春映画。
リンダとはスペイン語で 「美しい」 という意味。
でも不思議と歌詞カードには「リンダリンダ」の文字はありません。あんなに歌いまくっているのに。
それについてVo甲本ヒロトは「答えとか元々ないんだよ。だから,リンダリンダって歌詞カードには書いてないでしょ。登録もしてないから自由に歌っていいんだよ。」

だからここは自由になんでも歌っていい曲なんです!

ミューズモード音楽院 ミキシングクリエーター専攻

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