夏といえばラテン!

デスパシート』など2000年代以降レゲトン一色になる前のラテンポップスは、一発屋的なヒット曲も少なくなかったですが、フロアがみな同じフリで踊って盛り上がる一体感があって面白かったです。

目次

世界的に知られているラテンポップスやヒスパニック系アーティスト

多彩なリズムと、ムンムンな色気と、情熱的なダンスと、暑苦しいほどの陽気さが特徴の、今なお愛されているラテンポップスの名曲を、リリース年順に振り返ります。

『コンガ』マイアミ・サウンドマシーン

“Conga” Miami Sound Machine 1985年

明るいにぎやかな英語曲で、サビがめちゃ早口です。

リズムでゲット・ユー』(1987年)など有名曲多数。

ボーカルのグロリア・エステファン(キューバ出身)は、ソロ転向後も『ドント・ウォナ・ルーズ・ユー』(1989年)や『ターン・ザ・ビート・アラウンド』(1994年)などヒット連発の、ラテンポップの女王となりました。

『ラ・バンバ』ロス・ロボス

“La Bamba” Los Lobos 1987年

メキシコ民謡をロックにアレンジした、陽気な曲です。

夭折したヒスパニックのスター歌手リッチー・ヴァレンスの伝記映画『ラ★バンバ』の同名主題歌としてカバーされ大ヒット。

世界で最も知られているスペイン語曲の一つです。

『ボラーレ』ジプシー・キングス

“Volare” Gipsy Kings 1989年

フラメンコギター集団によるスペイン語曲です。

力強くて哀愁ある曲調は日本でも大人気で、キリンビール「淡麗〈生〉」CM曲として知られています。

また、京セラ「SAMURAI」CM曲に『ジョビ・ジョバ』(1987年)や時代劇『鬼平犯科帳』のテーマ曲に『インスピレイション』など、ワールドミュージック人気の火付け役を担いました。

『恋のマカレナ』ロス・デル・リオ

“Macarena” Los Del Rio 1993年

スペイン人のおじさんデュオによる、コミカルな英語スペイン語曲。

覚えやすいダンスとともに、世界中で流行りました。

これを踊っていれば世界は平和です。

『マンボNo.5』ルー・ベガ

“Mambo No.5” Lou Bega 1999年

楽しいダンスポップ英語曲です。

「マンボの王様」ことペレス・プラード(キューバ)による有名インストゥメンタル曲(1949年)をベースに、ドイツ人ルー・ベガが英語歌詞をつけてヨーロッパはじめ世界中でヒットしました。

歌詞には、いろんなガールフレンドの名前が出てきます。

『リビング・ラ・ビダ・ロカ』リッキーマーティン

“Livin’ la Vida Loca” Ricky Martin 1999年

ラテン系イケメンによる、世界各国でヒットしたノリのいい英語曲です。

郷ひろみが『GOLDFINGER ’99』として日本語カバーして大ヒット、「アチチ」のサビはあまりにも有名。

また『カップ・オブ・ライフ』が、1998 FIFAワールドカップのテーマ曲として知られています。

『バイラモス』エンリケ・イグレシアス

”Bailamos” Enrique Iglesias 1999年

こちらもラテン系イケメンによる、ちょっと悲しげな曲調です。

ウィル・スミス主演映画『ワイルド・ワイルド・ウエスト』の挿入歌として知られており、西城秀樹が日本語カバーしています。

ヒーロー』(2001年)や『バイランド』(2014年)も世界的に大ヒットしました。

『レッツ・ゲット・ラウド』ジェニファー・ロペス

“Let’s Get Loud” Jennifer Lopez 1999年

体が勝手に動き出してしまうパーティーソングで、英語歌詞にスペイン語の掛け声が入っています。

MVでは女子サッカーワールドカップでの迫力パフォーマンスが見られます。

『アイム・リアル』(2001年)や『オン・ザ・フロア』(2011年)などヒット曲多数のうえ映画主演などもあり、成功したラテン系アーティストの一人です。

『スムース featuring ロブ・トーマス』サンタナ

“Smooth featuring Rob Thomas” Santana 1999年

全米連続12週一位のモンスターヒットした英語曲で、グラミー賞で最優秀楽曲賞を受賞しています。

野口五郎が「愛がメラメラ~Smooth~」で日本語カバーしています。

メキシコ出身の大御所ギタリストが率いるラテン・ロックバンドで、『僕のリズムを聞いとくれ(Oye Como Va)』(1970年)や『哀愁のヨーロッパ』(1976年)、『マリア・マリア』(2000年)のヒットで知られています。

『ベン・コンミゴ』クリスティナ・アギレラ

“Ven Conmigo” Christina Aguilera 2000年 

Come On Over Baby (All I Want Is You)のスペイン語版です。

ノリのいい曲で、パンチの効いた歌唱力とダンスを披露しています。

レディ・マーマレード』(2001年)や『ビューティフル』(2002年)などヒット曲多数で 、ティーンアイドルから実力派シンガーに見事に脱皮しました。

『ホウェネヴァー・ホウェアエヴァー』シャキーラ

“Whenever, Wherever” Shakira 2001年

コロンビアの歌姫の、最初の世界ヒット曲の英語版。

ベリーダンスを取り入れたダンスが特徴的です。

ヒップス・ドント・ライ~オシリは嘘つかない』(2005年)や『ワカワカ (ディスタイム フォー アフリカ)』(2010年)なども世界的にヒットしています。

番外(ブラジル/ポルトガル語)

『マシュ・ケ・ナダ』セルジオ・メンデス

“Mas que nada” Sergio Mendes 1966年

サンバをロック・アレンジした曲。

ブラック・アイドピーズがカバーしています。

トヨタ自動車「シエンタ」CMソングに使用されています。

『ソウル・ボサノヴァ』クインシー・ジョーンズ

“Soul Bossa Nova” Quincy Jones 1962年

サンバとジャズを融合させた、キャッチーなインストゥルメンタル曲です。

コメディ映画『オースティン・パワーズ』(1997年)で再ヒット。

『ランバダ』カオマ

”Lambada” Kaoma 1989年

バブル期に大流行した、男女が密着して踊るポルトガル語曲。

もともとはブラジル発祥の情熱的なダンスミュージックです。

フランスのグループが世界的なヒットを記録し、日本でも石井明美さんがカバーして大流行しました。

『サンバ・デ・ジャネイロ』ベリーニ

“Samba De Janeiro” Bellini 1997年

ポルトガル語のダンスミュージック曲。

ドイツのグループがサンバとユーロ・ハウスをミックスして、世界的に大ヒットしました。

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